3人だけの組み手の団体戦

高校生の時に空手部に入部しました。私は小学校のころ1年ほど空手道場に通っていましたが、同時に入部した2人は未経験でした。先輩は3年生が3人、2年生が2人。組み手の団体戦は5人で戦うので、3年生がいた頃は、先輩達だけで出場できました。3年生が引退した後は、2年生と1年生で何とか5人いましたが、私達が2年生になり、3年生が引退すると、私達の下の学年では1人も入らなかったので、3人だけになってしまいました。もともと女子は人数が少ないので、男子と一緒に練習していましたが、試合は3人だけで出るしかありません。3人でもギリギリ団体戦には出場できたので、あきらめずに試合に出場することになりました。

ところが地区の大会に出場したとき、審判から「どうせ3人では勝てないんだから、試合をするだけ無駄だから負けでいいだろう」と言われて試合をさせてもらえませんでした。悔しくて悲しくて会場を飛び出して3人で泣きました。部活の勧誘も一生懸命したのですが、実際に見学に来ると、「痛そう。きつそう。」と言われて敬遠されてしまいました。それでも3人だけでもがんばろうと空手組手上達法を一生懸命やってきたのに、試合すらさせてもらえなかったことがとてもショックでした。組み手はできなかったけど、せめて型は3人でやるものだから、力を合わせてがんばろうと涙を拭いて決意した時、顧問の先生が猛抗議をしてくれて、組み手の試合にも出られることになりました。

試合結果は1勝2敗+2人足りない分は相手の勝利になってしまうので、1勝4敗で完敗でしたが、あきらめずに試合に出て一緒に戦えたことはいい思い出です。確かに練習はきついし、組み手の練習ではどうしても当たって痛い思いもします。それでもそれを乗り越えて、勝てた時、負けても一緒にがんばった仲間がいたことは、私にとってはとても大切な宝物です。空手をやって本当によかったと思っています。